アースティア大陸の東に存在するグランス島。






そのグランス島においても辺境の村。






キボートス。






すべてはそこからはじまった・・・・












-外伝-

傭兵


 原案・キャラクターデザイン:氷樹一世
キャラクター原案・著:輔










あたしの名前は、ランド。

ランド・アンチノースウッド。

あたしの一族は「ノースウッド一族」を殲滅するべく存在するらしいがあたしには知った事ではない。

今のあたしは一傭兵。

それで十分さ。

ここはグランス島とか言うちんけな島に来ている。

こんなところにあたしが属するピョルト傭兵団はやってきた。

ゴンドラード団長は何を考えているのやら・・・・

ま、あたしはちんけな島でも仕事があれば良いんだけどね。
















そんなある日、ゴンドラード団長が妙なガキ連れてきた。

男だが女だがまったくわからない。

どうやら男らしいが・・・・

背は160ニードそこそこ。

身体は細い。

こんなやつがまさかピョルト傭兵団に入りたいとか抜かすんじゃ!?

はん。

こんなチビガキ傭兵なんてつとまらんわ。

「ランド。ちょっとこい。」

ん・・・? 団長のお呼びだ。

あたしに仕事か・・・?

「街道に出るモンスター退治の依頼があったんだが。お前、こいつと一緒に行ってくれ。」

モンスターか・・・

ふ。腕が鳴るぜ。

だが・・・・・・

団長! 何でこんなチビガキとやんなきゃいけねぇんだよ!!

ふざんけんじゃねぇ!!!

「何故だ?」

団長はあたしの腕みくびっているのかよ!!!

「お前の腕は良く知っている。我がピョルト傭兵団内においても一二を争うほどのな。」

だったら、何故!!!

「そうか、おまえ。こいつを甘く見てるのだな・・・」

ん?

「前にも言ったろう・・・・ 外見で判断するなと・・・・」

団長! 確かに聞いてはいるが・・・・このチビガキは・・・・・

「しょうがない。ミルフィー、腕試しをしろ。ランドを女と見てると痛い目を逢うぞ。」

「はい。」

・・・・こいつ、ミルフィーって言うのか?

外見は女みたいだが名前も女みたいだな・・・

「おい。木刀を二本用意しろ!」






ピョルト傭兵団の連中が輪を作る。

簡易な一種の闘場になる。

直径1000ニードの円か・・・上等。

このチビガキを叩きのめしてやる。

「二人とも構えよ。」

あたしは一撃で決めるための構えを取る。

実際、あたしはこれで数多くのモンスターを倒してきた。

さーて、ミルフィーちゃんはどすんのかね。

むぅ。

あいつ変わった構えをしてやがる。

左足を前に、右足を後ろに開き、腰を落とし、腰から上を少し前のめりだ。

左手はダラリと下に落とし、剣を持つ右手は後ろへ向け、剣は後ろへ尻尾の様に地面に剣の先端が落ちている。

ほうほう・・・猛獣が獲物を狙うような構えだぜ・・・

上等上等。

構えだけ良くっても実力が伴わないとな。

無駄なんだよ!

「はじめ!」

団長が叫んだ。

あたしは一気に詰め寄った。


キィィィンンン・・・


お。

小手調べの攻撃を弾いたか。

「ランドさん、貴女は本気出してないですね? 本気で来て下さい。」

生意気に咆えるんじゃない!!!

「ボクは戦うのが、争うのが嫌いです。でも、ボクは戦わなくっちゃいけない。」

怖いのかい?

それなら何故傭兵になんかなったんだ!!!!

「大切な人を取り戻し、守るため・・・・」

奇麗事は通じないんだよ!!

「そうかもしれない・・・でも・・・ボクは・・・・・」


ギャキキキィィィィンン


「本気で行かせて貰います・・・・」

!!

これは・・・・・このガキの目が・・・・凍った・・・・・これは一体・・・・?

「ボクはミルフィーユ・ルーン・フェニックス。」

・・・・・

「人はボクを『氷炎』のミルフィーと呼ぶ・・・・」

!!!!!









−−−−−閃<a flash>









ガキィィィィィィン









信じられなかった。

このあたしが・・・・こんなチビガキに負けるとは・・・・

これが、あたしがチビガキ・・・いや、氷炎のミルフィーとの出会いだった・・・・









 






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